【青木淳賞最優秀】「persistence of hole」牧野正幸 神戸芸術工科大学大学院 総合デザイン専攻 1年
【青木淳賞佳作】そこにあるもの山神達彦 神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 3年

【青木淳賞佳作】ガラスとミラー吉村雄史 神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 4年
【青木淳賞佳作】ドローイング達の建築南野望 神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 4年
【青木淳賞佳作】AN ideal鈴木絢 バンタンデザイン研究所名古屋校 空間デザイナー専攻 1年
【青木淳賞佳作】クウカンはリンカク リンカクはクウカン馬場沙織 神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科 4年
【青木淳賞佳作】つらなる、そしてかさなりあう 影のドローイング飯田はるか バンタンデザイン研究所名古屋校 空間デザイナー専攻 1年
「persistence of hole」牧野正幸 神戸芸術工科大学大学院 総合デザイン専攻 1年
【講評】persistence of holeとあるので、穴がいっぱいあってくどい、という意図ではなく、穴というものの執拗性、ということがテーマになっているのだと思います。ドローイングから読み取れたのは、モノの形が不分明な状況であること、そこにやはり形ではなく色の滲みのように向こう側の世界が覗けていること、そこを体験する人がほとんど裸であること、です。こうした世界観は、実は、コンペの審査をすると、いつもいくつかお目にかかるもので、けっして独創的とは言えません。その意味では、弱いのですが、このイメージから、実際の建築にどうもっていくのか、そこに発見と個性が現れると思うので、そのイメージを具体的な建築として、どう提示できるかに期待しています。(青木淳)