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[対話篇09 花→青 2] 

3週間近くたちましたが青木君から返事がありません(笑)。
実はメールでやりとりしているのですが、

  うーん、こまった。。。。
  なにも思いつかない。。。
  こまった。。。。。

という返事が返ってきたきりなのです。
学生諸君、「自分が困るような問題出さないでくれ」なんて責めてはいけませんよ。
先生の仕事は、自分ができなかったことを学生にやれるようになってもらうこと、なんですからね。
むしろ、青木さんでさえこんな調子なんだと思うべきです。
出題者でも答えに困る。つまり、あらかじめ予定されている答えはないということですね。
いいかえれば、皆さんにいくらでもチャンスがあるというわけです。

それはともかく学生の皆さん、応募登録だけは早くして下さいね。締め切りは9月30日。もうすぐですよ。

実は僕も困っています。
青木君に送った督促メールに書いたことをもとに、「埋め草」の第2信。

昨年の課題・「模型から建築を考える」のときは、「模型」が3次元のものだから「模型」と「建築」は近いものに感じられ(「模型のような建築だ」という悪口があるくらい)、「両者の違いってどう考えてるの」「青木さんの言う「模型」って何」といった質問から始められたんでしょうね、きっと。
で、それがけっこう思考を刺激した。つまり、「模型」って身近なものだけど、あらためて考えるとあれは一体何なんだろう、と。

ところが今年の「ドローイング」は2次元なものだから、「そりゃまあ建築とは違うよな」「何かイメージを喚起するような絵を描きゃいいんだろ」みたいな感じになってしまって、ちょっと突っ込みどころを失うところがあるのかもしれませんね。
それと、建築の世界には「スケッチ」という似たような言葉があり、「ドローイング」という日本語は、建築の設計作業の中ではあまり使わないから、「模型」以上に戸惑う部分がある。
でも、スケッチというと、与条件に基づいて建築を考える作業に取り込まれた具体的なさまざまな絵に一見思えるけど、その与条件そのものを見直したりつくったりする、つまり今回きっと青木くんが「ドローイング」と呼ぶものに近い場合もありそうにも思います。

たとえば、ミースのスケッチ(ドローイング?)で、こういうのや、こういうのや、こういうのを見ていると、つくづくそんなことを思います。

つまり、絵が具体的か抽象的か、リアルかファンタジックか、みたいなことは関係ないんですね。
鉛筆で描かれたこの黒々した塊が、石ではなくガラスという物質につながるという不思議さが、この絵の核なんでしょう。

だから、今回は「ドローイングって何だろう」ではなく、「このドローイングの何が、どこが、その先の建築のどこにどうつながったんだろう」(=その絵の核)ということをいろんな例で考えてみるといいんじゃないかなと思ったりします。
もちろんそれは、対話篇という「伴走者」「中継車」「観客」としてであって、「ランナー」である学生諸君は、もっと一気にゴールすればいいわけだけど。

あ、それともうひとつ。
「模型」という言葉は青木君の設計と結びつけてイメージできたんだけど、実は「ドローイング」という言葉は僕の中では青木君とあまりつながりません。そういう発想で青木君、設計してるの?
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