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対話篇09 青→花 5

模型も現実の建築より抽象度が高いけれど、ドローイングは、それよりもっと抽象度が高い、と。少なくとも、高くできる可能性がある。それが模型とドローイングの違いなのか。なるほどね。

ともかく、ドローイングでは、柱があったら幻滅してしまうような、ある特定の質の建築イメージを、とりあえずそこにかたちづくることができる。でも、柱がないというのは現実としては困るから、どうやったら柱があるのに柱がないようにできるか、ということを考える。構造の問題として考える。柱の大きさ、形状、分布の問題として考える。柱の表現の問題として考える。そういう考えることのなかに、おもしろい案に膨らんでいく契機がある。抽象と現実とのこのギャップ、あるいはその解消が建築のおもしろさですね。

でも、そのドローイング、なぜ「無意識の感覚的な落書き」ではだめなの?
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